藤井電工製モノレール(Mt.ライナー)
あらゆる過酷な条件が交錯する山岳地で求められるものは、確かな安全性と環境への思いやり。そのすべてのクォリティを高め誕生したのが油圧駆動方式のMt.ライナーです。
独自の機構を持つ4サイクル水冷3気筒ディーゼルエンジンの採用により傾斜±45度の走行が安全・スムーズに可能となりました。
軌条部は、プレハブ方式の採用で施工・撤去が簡単、また、樹木の伐採は最小限で、整地は不要です。
まさに、安全と環境にやさしい究極のマシンです。
利点
- 伐採幅が3m程度あれば対応可能(カーブ箇所は最低4m程度)
- 曲率半径が8m以上あればカーブ個所も自由自在
- 45°までの勾配に適応(上り・下り共に可能)
- 作業員の通勤にも使える
- 全天候型なので工程管理がやりやすい
- 地上に布設した軌条上を走行するため安全性抜群の仮設運搬設備
- 他の仮設(ヘリ・索道など)に比較し安価
特徴
動力台車並びに運搬台車
- 4サイクル水冷3気筒デイーゼルエンジンを搭載、環境に配慮した低騒音型駆動部となっている。
- 総ての台車に自動油圧変速機で制御された駆動輪が付いており、この多輪駆動輪によって、レールに掛かる荷重を分散、レールへの負荷を軽減させている。
- エンジンが止まると油流が止まり全駆動輪がロックされた状態となり、また非常時には デイスクブレーキにより停止させる独立した2方式の制動を行う構造となっている。
- 前後のバンパーにはセンサーによる感知機構が備えてあり、緊急時停止の安全装置が装備されている。
- 傾斜地を降坂する際、角度センサーにより自動減速させ、暴走・速度超過を防ぎます。
- レール両端には自動停止装置が設置されており、自動運転が可能。
- 35°以上の勾配がある場合は補助駆動車を連結してパワーアップを図ることが可能。
- 運搬台車に座席を設置すれば乗用にも使える。
- 多輪駆動方式のため、荷台(運搬台車)を前にし、運用可能。
軌条部
- レール部材はプレハブ方式で現地加工がないので、曲げ加工による金属疲労の心配がなく品質の安定性が維持できる
- レール部材を支える支柱は単管パイプと同じ太さの鋼管(48.6φ)を使用しているので、単管用クランプが使え、支柱の補強などがしやすい。また、少々の段差に対しては単管パイプで足場を組んで軌条部をその上に乗せられるので整地も不要。
施工性
- プレハブ方式のレールなので設置・撤去の施工は簡単。
- 支柱の打込みには油圧ハンマーを搭載した専用工事車を使うので施工速度が速い。
Mt.ライナーの緒元
トン |
台車型式 |
補助駆動車 |
重量(補助込み) |
軌条本数 |
レール重量(kg/m) |
2 |
1100シリーズ |
J1 |
1,550kg |
2本 |
39~52 |
3 |
1700シリーズ |
J2 |
2,000kg |
3本 |
62 |
サンキョウは藤井電工の代理店としてモノレール(Mt.ライナー)のリース・施工を一手に引き受けてお客様のご要望にお応えしております。